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メイナ&ペドラン



英雄


ペドランメイナの結婚から、三ヶ月程が過ぎた。

ドラゴンという生き物は元来、人よりも純粋で聡明な生き物である。
そして、メイナは、如何なるモノに対する偏見を持ち合わせない純粋さがあった。

『類は友を呼ぶ』ではないが、メイナペドランの出会いは
ある意味、必然だったのかもしれない。

両名は誓いの言葉通り、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も
病める時も健やかなる時も、共に歩み、生きていた。

共にピクニックに行ったり、他のドラゴンがメイナにちょっかいを出してきたり
それをペドランが追い払ったり、友竜達を呼んでメイナが料理を振る舞ったり。

他の誰とも違う道を歩む彼らではあったが、そこにあるのは
何処にでもある、夫婦の日常の風景だった。

種族が違うからといって、愛し合う二人が行う営みは大きくは変わらない。

今では里の大竜達の理解も得られ、時々彼らの話し相手になるほど
メイナは里に溶け込んでいた。



――――そんなある日、ドラゴンの里にメイナの国の王から使者が来た。



俗世から離れていたメイナの知らない所で、災厄が起きていたのである。
いや、それは、メイナがこの里に来る前に既に始まっていたのだ。

「ドラゴンの長老よ、我らの世界に異世界の魔物が侵攻を開始しました。 どうか御力をお貸し願えないでしょうか?」
「なるほど、メドナの村を滅ぼしたのは、彼らの先遣隊と言った所か。 しかし、その容疑者に仕立て上げられた
我らが貴公らに手を貸す義理はないと思うが」

「その件は、民衆が勝手に噂しただけの事です。 王の意思ではございません」
「ドラゴンは、只、ドラゴンの為に存在する。 人の身に降りかかった火の粉は人の手で振り払うのがよかろう」
「彼らはこの世界を狙ってるのですぞ!」
「我が里に危機が及ぶというなら蹴散らすまでだが、そこまで無謀ではあるまい」

長老は、王の要請を断ったのであった。

使者は帰り際に、メイナに面会を求める。
ドラゴンと結婚したメイナの噂を聞いての事である。

「メイナ様、どうか我らに力を貸すよう、長老を説得して頂けませんか?」
「ふん、自分らでメイナを追い出しておいてそれか。 つくづく自分勝手な連中だね」
「ペドラン、やめてください」
「でも……」
「わかりました、自信はないけど説得してみますぅ~」
「おお、ありがたい。 吉報を期待しておりますぞ!」

使者が帰った後、ペドランメイナに問うた。

「君はもう彼らとは関係のない人間だ。 手助けする義理はないよ」
「ペドラン、彼らも人なら私も人なんですぅ。 とにかく、長老さんにお話してみますぅ~」



――――そうして、メイナは長老と対面する。



「おおかた、先程の使者に頼まれてわしの説得に来た、と言ったところかね」
「はい、どうか御力をお貸し願えないでしょうか」
「メイナ、君が此処に来てから、私は遠い所から君を観察してきた。
無邪気で偏見を持たず、誰に対しても優しく接する君は、私が今まで見てきたどの人間とも違う」

「しかし、メイナ、猜疑心から君を追い出すような彼らを何故助けたいと思うのだ?
同じ人間だからか?」

「私は苦しんでるモノが、人であれドラゴンであれ、見るのはつらいですし
喜んでるモノがドラゴンであれ、人であれ、見てると心がぽかぽかと暖かくなるのですぅ~」


長老はしばし、メイナの瞳をじっと見つめた後、突然笑い出した。

「……ふ、ふははは、人も我らも同じと言うたかメイナよ!」

その言葉の何処が気に入ったのか、それまでの態度を変えてメイナに告げた。

「よかろう、この世界の守護者として、この世界で共に生きるモノを助けよう」
「ほんとに、ありがとうございますぅ~!」



――――ノサエス。



メイナが住んでいたこの町も、戦火に包まれていた。
人々が逃げまどい、兵士が絶望的な戦いに身を置いている。

この世界で、このような形で、大規模に魔物が現れたのは
有史(人が記録を残し始めて)以来である。

人と人の争いに特化してきたこの世界の軍隊は、異世界の魔物には為す術がなく
次々と散っていく。

またもや、町を捨てて後退を余儀なくされそうな時、彼らは現れた。

「ドラゴンだと!? 馬鹿な、何故人間の味方をする?!」

この魔物の群のリーダー「エギルド」が、ドラゴン達に問いを発した。
その問いに答えたのは、ペドランである。

「だって、魔物より人間達の方が面白いからね」
「!?」

その答えは予想外のモノだったらしく、しばし呆然と立ち尽くす。

魔物達はしばらくドラゴンと戦っていたが、そもそも彼らの存在強度は
ドラゴンに遠く及ばず、まとまな戦いにすらなっていなかった。

やがて、気を取り戻したエギルドは撤退を開始した。

「賢明な判断だな、おかげで双方の被害が少なくてすむ」
「はい、魔王クラスの存在強度を持つ者がいなかったのも幸いでしたな」

長老とその補佐役が言葉を交わす。



―――かくして、メイナの国は魔物の侵攻から守られた。



その功労者であるメイナは、救国の英雄として扱われた。

英雄メイナ、勝利の女神メイナ、人々を救った慈悲深きメイナ。
人々は、口々にメイナの偉業を称えた。
(しかし、ドラゴン達の功績を称える者はいなかった)

こうして町の厄介者として追い出されたメイナは、一躍時の人となったのであった。



しかし、彼女の数奇な運命は、これで終わった訳ではなかった。


またしても彼女の知らない所で、新たな舞台の幕が開こうとしていたのである―――。




次章に続く。

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テーマ : 日記・雑記 - ジャンル : ゲーム

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