FC2ブログ

dff_jp クリック募金


Blog translation.(ブログ翻訳)


カレンダー

02 | 2008/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Moon Phases

CURRENT MOON


カテゴリー


最近の記事


プロフィール

T×2

Author:T×2
諸魚無常(誤字にあらず)IN FC2へ、ようこそ♪
表示されてるキャラは、『皆集萌え』にいた頃のメディン
『シズお嬢様』です♪
(現在は、当ブログの看板娘、という設定にしております)
当ブログはリンクフリーですので、お気軽にどうぞ~。


最近のコメント


三賢者物語 物語前夜ガイド DLsiteアフィリンク

三賢者物語 物語前夜ガイド


月別アーカイブ


天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター


忍者カウンター


メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


ブロとも申請フォーム


ブロとも一覧


■ ブログ名:◆ あめ のち ゆき  ◆

■ ブログ名:甘味処時之茶庵

■ ブログ名:あさみやの落書き部屋

■ ブログ名:たなぎねこ

■ ブログ名:Aiuto!の穴

■ ブログ名:~ケルズの書~

■ ブログ名:チハノヂ有リ。

■ ブログ名:CLT日記

■ ブログ名:とどのつまりはマイペース

■ ブログ名:Lucy game [一般人のゲーム日記]

■ ブログ名:ハナアノレキ

■ ブログ名:還壌祈請-キジョウキセイ-

■ ブログ名:私の好きなこと♪

■ ブログ名:Magical×Little不定期日誌

■ ブログ名:Magical-Magnetic Studio

■ ブログ名:音楽を肴に一日一枚生活

■ ブログ名:アタルヴァ・ヴェーダ

■ ブログ名:絵日記(?)っぽい雑記

■ ブログ名:A*ttic

表現規制反対!ブログパーツ


にほんブログ村バナー


フェイレン VS レイシェン



 陰陽激突



 ―――キィィィイインン!!



 ぶつかり合う、クロガネが奏でる協奏。


 目まぐるしい攻防の中で、二人の美女が宙を舞う。


 かたや槍主と、かたや扇主は、華麗にして苛烈な打ち合いを繰り広げている。
 その華麗ながら激しさを増す剣戟に合わせるかのように、会場内の熱気も上がっているようだ。


 声にならない声、ときおり溜息に似た吐息の数々。
 喜怒哀楽の全てが、此処(選定の場)にある。



 そんな群衆の見守る中、フェイレンレイシェンの戦いは続いていた。


 一見、リーチで勝る槍が有利かと思われるこの試合。

 しかし、今、試合を優勢に進めているのは、意外にも
双戦扇使いの、レイシェンであった。

 試合開始直後、先に攻めたのは、フェイレンであったが
その怒濤の如き攻めを、二つの戦扇でことごとく防ぎきっていた。


 一見すると、フェイレンの一方的な攻めに見えるが、よく見てみれば
後の先に徹しているレイシェン鉄壁の如き防御を突き崩せず
体力を消費し始めているフェイレン、という図式だ。




 ―――風撃槍の主選定、第三試合。




 『少しでも、相手に出血させれば勝利』という、新しい規定と、第三皇女との婚姻
とどのつまり、皇帝の一族に迎え入れるという破格の条件もあってか
今回の選定の儀では、未だかつてない程、多彩な武器の使い手達が集まった。


 新たに参加した、多彩な武器の使い手達は、特に今回の規定
最大限に生かせる武器を選んでいるようだ。


 優勝候補ともくされ、前回も出場した強豪達も、追加された勝利規定と
初めて相手にする特殊武器に翻弄されたのか、次々と脱落するという
波乱の展開となっている。


 フェイレンにおいても、第一試合の青龍偃月刀の使い手はともかく、第二試合で対戦した
多節鞭の派生と思われる、特殊な鞭の使い手を相手にしている。


 極めつけは、この第三試合の相手、戦扇使いレイシェンである。


 まったくの無名であった彼女もまた、数々の名のある使い手達を下し
此処まで勝ち残ってきた、異才であった。


(驚いた、これが本物の戦扇使い、か)


 フェイレンにとって戦扇の使い手は、このレイシェンが初見である。
 だからこそ、事前にレイシェンの試合を見ることができたのは幸運だったと言える。


 開いては斬撃、閉じては打撃、その上開いたは鉄のにもなるという
一対一の接近戦においては、優れた資質を秘めた武器である事を知った。


 もっとも、通常の武器ではない戦扇は、扱いが難しく
熟練するには、難度の高い武器である。


 剣や槍と違い、技を伝える門派も数少ないからだ。


 それを、二つ同時に、自分の手足の如く使いこなすレイシェン
並ではない。


 実際、フェイレンは激しく攻めてるように見えて、その実
迂闊に間合いに入らないよう警戒している。

 それ故に、攻めきれないのである。


「驚いたわ、戦扇を此処まで使いこなせる達人がいたなんてね」
「…………」


 寡黙にして、冷徹
 レイシェンは、社会の『暗部』に属する使い手のようだった。

 フェイレンのお喋りに付き合う気は、毛頭ないらしい。


(無愛想な娘ね。 折角の綺麗な顔が台無しじゃない)


 これだけの強敵を相手にして、このような感想が試合中に思い浮かぶ
フェイレンも、ある意味、只者ではないと言えるだろう。


(さて、どう攻めたモノかしら?)


 通常の攻めでは、後の先に徹し、鉄壁の防御をしながら
相手のミスを待っているレイシェンは突き崩せない。

 それは、此処までの打ち合いで得た結論であった。


(なら、この技ならどう?)



 ―――それまでとは一変し、フェイレンから必殺の気迫が放たれた。



 並の者なら、気圧されかねない裂帛の気合いを目にして
なお、レイシェンの表情は揺るがない。


 未だかつてない程の速さで踏み込み、上段に突きを繰り出すフェイレン

 回避は不可能と判断したレイシェンは、しかし、あくまで冷静に戦扇を展開し
これを防ぐ。


 しかし、防がれた瞬間に槍を反転させ、今度は中段に石突を打ち込む!

 かつて、ロンシェン広場で繰り出したあの一撃より
なお早く、鋭い連撃である。


 ガッ!


 しかし、それさえも、レイシェンは読んでいたのか防ぎきり
連撃の隙をついて、もう一方の戦扇カウンターを放とうと
する。

 だが、その瞬間、彼女の視界からフェイレンが消えていた。


(……!?)


 そう、フェイレン連撃はまだ終わっていなかった。

 石突を防がれた瞬間、彼女は地を這うようにしゃがみ
下段に突きを繰り出していたのである。


 ――されど、その最後の一撃が放たれる刹那直感的に危険を察知した
レイシェンは、後方に大きく飛び退いていたのだった。


 試合はまだ終わってないと判断した観客が、さらなる盛り上がりをみせた、その時
予想外の言葉が紡がれた。


「私の負けだ」


 フェイレンの瞬く間に放った連撃をかわしたと思われた、レイシェン
自らの負けを認めたのである。


 よく見ると、足下に一筋のが流れていた。
 そう、彼女はかわし切れていなかったのだ。


「最後の一撃にも反応された時は、正直焦ったわ。 紙一重の差ね」
「なぐさめはいらない」

 そう告げると、何事もなかったかのように、彼女は会場を後にした。

 (そんなつもりじゃないんだけどな~、何処までも冷静な娘ね)


「勝者、槍主フェイレン!」


 一瞬何事かと、静まりかえっていた観客は、審判の声に我に返り
歓声をあげる。

 その声に応えるように、手を振りながらフェイレン
待合室に下がったのであった。


 「ふう、さすがに、楽じゃないわね」


 思いの外、今までの試合での疲れがでたのか、彼女は壁に背を預けると
目蓋を閉じた。

 最後の試合を前に、しばしの休息をとるフェイレンであった。



 次章に続く。

続きを読む »

テーマ : ゲーム製作 関連 - ジャンル : ゲーム

 | ホーム |